eat with season
料理研究会と食のコラム
私の旅は、いつも美味しいものを食べることが目的です。
イタリアは、いつでも大きな期待を裏切ることなく、たっぷりと食いしん坊を満たしてくれる国です。なんといっても、イタリア人の食事にかける情熱と、優しさに、毎度胸いっぱいで帰ってきます。
初めて海外に行った時から、旅は、少なくとも2週間は滞在するスタイルで出かけます。家を借りて、近所の人と交流したり、料理を教えてくれるって人の家にお邪魔したり、友達が合流したり、市場で買い物して料理を作ったり、そこからまた近くの国に美味しいものを食べに2泊旅行に行ったりします。長旅だと、楽しいだけではなくって、毎回事件も起きます。部屋の鍵を無くしちゃったり、雨漏りしたり。でも、イタリア人はたいていすごく温かい。優しくて、美味しいものをたくさん教えてくれる。一杯の朝のコーヒーひとつも、バリスタに恋しちゃうくらい居心地が良くって、美味しくて、元気になれる。見ていると、真面目で、丁寧、とても優しい。飲食業にとって大切なことを再認識させてくれます。
朝は隣のカフェのスプレムータを飲んで、散歩してお腹が空いたら、アランチーニを食べて、海辺では牡蠣を頬張り、市場では押し寄せるくらいの食材に圧倒されながらも、優しそうな店主の店でいろいろ教えてもらう。疲れたらカフェで甘いものを食べて、時にはイタリア人が一杯ご馳走してくれたりもする。いろいろな場所で出会う食べ物と、出会った人、かけてもらった言葉。初めて子連れで行ったイタリアは特に優しかった。楽しくて、嬉しい感動があるから、ありがとうまた行きたいって思う、大好きになってしまうのだと思います。
何か特別に衝撃的に美味しいということだけではなくって、楽しい場所であること、居心地が良いここと、そして期待通りのパフォーマンスで、嬉しいと感じてもらえること、美味しいこと。
結局、飲食店も人との繋がりだったりします。お店はお客さんや常連さんに、ファンに支えられている。それに真剣に応えるのが仕事。楽しんでもらう、喜んでもらう。その中のいちばんに、もちろん美味しいがある。最初は単純にレストランが好きで飛び込んだ世界でしたが、流行る店や、トレンドばかりを考えて企画するようになってしまう時期もありました。しかし、それにも疲れていました。
「食」を主軸にして、美味しくて幸せな体験、を企画していきたい。
この時のイタリアは、自分がなぜ食の仕事をしていきたいのか、考えさせてくれた、そんな胸いっぱいの旅となりました。
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