eat with season
料理研究会と食のコラム
「雨水」雪が溶けて、大地に水が沁みていく、農耕の始まりの季節。
さて、美味しい海の幸がたくさんあった冬も終わりです。
冬の間に食べそびれた旬の美味があったなら。
蟹、甘エビ、牡蠣、鰤、鰆、白子、ふぐ、金目鯛。
白子の炭火焼き、もう一度食べたい。甘エビのお寿司ももう一度…。
まさに「名残り」という文字通り、春が来る前に味わいたい。
寒い日にはまだ間に合うかしらと、食い意地をはってしまいます。
(そういう意味ではないかもしれませんが…)
春に向かうこの季節は三寒四温。
寒い日が来て、暖かな日があると、また少し寒くなって。
寒い日には、なんだかまだ楽しみたい冬の名残の美味を。
でも、暖かい日には、やっぱり春が来る喜びを感じ、走りの美味を見つけて嬉しく思う。
食いしん坊には、食べ忙しい季節です。
とりあえず、今日は暖かい一日になりそうなので、
しらすと梅のおむすびで朝ごはんにします。
私の故郷福井は、冬はとても雪が多く、暗い日が多い地域です。 長い冬は、何をするにも快適ではなくて好きではなかったのですが、 二十四節気を知り、「冬至」という日が一年で一番夜が長い日、ということを知ってからは、 冬に向かう […]
Read moreRead more