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冬至
私の故郷福井は、冬はとても雪が多く、暗い日が多い地域です。
長い冬は、何をするにも快適ではなくて好きではなかったのですが、
二十四節気を知り、「冬至」という日が一年で一番夜が長い日、ということを知ってからは、
冬に向かう寒くて長い福井の冬も、実はもう春という希望に向かっている気がして、
冬至に節目というイメージを持つようになりました。
今となっては、「冬至」は、一年の中でもとても神聖な節で、
一年の感謝の気持ち、体への労り、振り返り、そして新年を迎える身構えをしたり、
自分自身を見つめる、自分にとっての一年の一つの節目と考えています。
毎年、冬至の日の朝はゆったりと過ごしたいので早起きします。
小豆粥や柚子のおいなりさん、朝食を用意しながらただ静かに過ごす特別な朝。
家族への感謝やこの一年の良かったこと、至らなかったこと、
いろいろなことが巡り、謙虚な気持ちを取り戻せる時間。
丁寧に、おだやかに。新年と春に向かう希望を描いてまた新たに踏み出せる気がします。