御節
おせちは、毎年家族の好みで定番化していきつつあります。
私にとっては、家族のためのお正月のお料理ですので、
主人と子どもの好きなものは外せません。
伝統的なものからすれば、私の御節はライトでカジュアルなものだし、
見方を変えれば、おせちってお弁当の一種だなと感じます。
その中でも、定番の縁起ものや、海の幸、山の幸をまんべんなく。
色の美しい金時人参や、亀甲にする大きな里芋も必ずです。
普段の行楽お弁当とちがうところは、
一年で最初に口にするもの、と気合いを入れてかけまわる良い食材探しです。
私は30日〜野菜の切り出しなど仕込みを開始するので、
30日までにびしっとこれだと思う材料をスーパーや専門店をはしごして回ります。
気分はまさに師走。
御節は、こだわりの材料で、丁寧に。
家族3人でお正月を過ごすようになる前は、御節を作るだけの側でした。
600個700個と、休憩もせずに3日間御節を詰める、そんな年末大晦日が10年以上。
今は、たった1個の御節を丁寧に作る。
母の昆布巻きと、田作りが31日に送られてきて、変わらぬ実家の味も入れて。
たくさんの愛情と願いがこもった御節。
家族の味。
つつましやかでも、
今年も手づくりの御節で、家族揃って新年を迎えられることに感謝です。
毎年本当にたくさんのラブコールをいただいておりますので、
本当に今年こそは!おせちレッスンをしようかなと思ってます。