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元旦の朝は大福茶

遠田明子24節気と食の綴り

お正月、元旦の朝は「大福茶」おおぶくちゃ。
本当は、梅干しとか昆布にお茶を注ぐものらしいですが、
あんまり好みじゃないので、近所のすすむ茶屋さんの玄米茶をいただきました。
お茶は美しい緑茶で、玄米の香りが独特です。

こういう、縁起物を生活に取り入れると、
祖母や、粗祖母をなぜだか思い出します。
ちょうど1年前、祖母が90歳のお誕生日の前日に亡くなりました。
明るくて、超前向き、いつも笑っている祖母でした。
そんな祖母が、時々来る私のために食器棚に用意してくれていたお湯呑み。
祖母のお葬式で久々に訪れた祖母の家から、
懐かしいこの林檎のお湯呑みを連れて帰ってきました。
器が大好きで、伊賀焼、京焼、素敵な器に美しい出汁巻き玉子
焼鮭におひたし、絶品の牛しぐれ煮、豆腐の田楽…。
祖母の食卓はいつも変わらず、でも一つ一つがすべて美味しくて、小物使いもかわいらしかった。
食器棚は祖母の宝箱に見えました。
お葬式が終わって、そのお宝箱を物色していた私ですが、
いつも食卓に出ていた良い器は紙に包んで大事にしまってあり、
手前には不揃いにな普段使の器があって。
いつもとっておきの器をいろいろ出して、用意をしてくれたのだなと。
なにげなく見えたけれど、心からのおもてなしだったのだなと思います。
おばあちゃん、ありがとう。
結局、このお湯呑み一つ、ハンカチに包んで持って帰ってきました。

そんな思い出のお湯呑みと一緒に、
玄米茶の湯気と香りが清々しい、お正月の朝でした。

遠田明子24節気と食の綴り

遠田明子24節気と食の綴り

遠田明子24節気と食の綴り

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